うおのめとは?

うおのめは、足の裏や指などにできる円形の皮膚の硬い角質の塊のことです。

硬くなった皮膚の中央に、魚の目のような芯ができる特徴から「うおのめ(魚の目)」と呼ばれています。正式名称は「鶏目(けいがん)」といいます。

うおのめは男女問わず起こる皮膚病ですが、ハイヒールなどを履く女性の方ができやすいといわれています。

うおのめの原因と症状

うおのめは外部からの刺激や圧迫によって、足の裏や指の皮膚の角質が硬く厚くなっていき、皮膚の奥深くに芯ができる症状です。

足の大きさや形が合っていない靴やハイヒールを長時間履いていたり、つま先など足の裏の一部に負担が大きくかかるような歩き方などが、うおのめの主な原因となります。

うおのめができると、皮膚の奥深いところまで芯がめり込んで神経を刺激するため、靴が患部がに当たったときのみならず、歩いているだけでも圧迫されて強い痛みが生じることがあります。

うおのめの治療方法

うおのめは皮膚の奥深くにできた芯が残っていると再発するため、確実に対処することが大切です。
再発を防止するためにも医療機関を受診し、適切な処置を受けましょう。

市販の薬を使う

うおのめを治療する市販薬には、軟膏や液体タイプ、絆創膏タイプのものがあります。
軟膏や液体タイプのものは、清潔にした患部に定期的に薬剤を直接塗り込むことで治療していきます。
絆創膏タイプは2〜3日貼り付けて患部をふやかし、柔らかい状態にしてからうおのめを除去します。
ただし自分で除去しようとすると、雑菌が入りかえって悪化したり、治ったと思っても再発する恐れがあるため、市販薬を使うのはごく軽度の時だけにしましょう。
また、うおのめとイボはよく似ています。うおのめと思って自分で治療しようとすると、いぼが増えてしまうので、気をつけてください。

クリニックや病院を受診する

クリニックや病院を受診すると、うおのめの状態に合わせた治療を受けることができます。
特に、市販の薬を使ってもうおのめがなかなか改善されない場合や、再発してしまった場合は医師に相談して治療しましょう。

うおのめの予防

うおのめを予防するには、何よりも足の裏に負担をかけないことが大切です。
まずは足の大きさや形に合わない靴、ハイヒールは履くのを避け、今履いている靴が自分に合っているか確認しておきましょう。

長時間歩いたり、立ち仕事をしたあとは、お風呂などで足をマッサージしてしっかりケアしましょう。
さらにお風呂上りは、硬くなった箇所の皮膚を柔らかくするクリームを塗布することが予防に効果的です。

当院でも、うおのめの症状に合わせた治療・アドバイスを行なっておりますので、うおのめにお悩みの方はご来院ください。